研究実績の概要 |
マップベースクローニング法により、イネの少分げつ突然変異体rcn11の原因遺伝子が植物型糖鎖修飾の1,2-xyloseの転移を司るbeta 1,2-xylosyltransferase(RCN11/OsXylT)のノックアウト変異体であることを特定した。当該変異体の表現型解析から、幼苗期の低温、高温、塩、浸透圧、低酸素の各ストレス応答に加え、発芽時のABA感受性にβ1,2-キシロースを含む糖タンパク質が欠かせないことを明らかにした。また、定量RT-PCR法によってRCN11/OsXylT遺伝子が、熱と浸透圧ストレスによって発現増強されること、また、アブシジン酸、エチレン、ジャスモン酸、サイトカイニン、ブラシノステロイドよって発現誘導されることを明らかにした。
|