現在、日本は多くの環境汚染物質に悩まされている。その例として黄砂やPM2.5といった粒子状物質があり、それらには、細菌などの微生物をはじめ、鉱物、化学物質などが付着している。本研究課題では、モデルマウスを用いた解析から、実際に日本に飛来してきた粒子群、それに付着していた成分、また室内で検出される物質に、免疫反応を修飾する働きがあることを明らかにした。粒子に関してはそのサイズの違いにより影響に差異があることもわかった。これらを応用し、環境汚染物質影響速報といった、情報提供に繋げていくことを考えている。
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