研究課題
基盤研究(B)
心筋梗塞急性期にグレリンを一回皮下投与することで、その後の生存率と心機能が顕著に改善した。また、交感神経過緊張を抑制され、重症不整脈が減少していた。逆にグレリンを欠損した動物では、心筋梗塞後の生存率が低下しており、交感神経が異常に活性化していた。これらの事実より、胃から分泌されるホルモンが末梢神経求心路と延髄を介して心血管系を制御するというユニークな‘消化管-神経-心臓連関’を証明した。
循環器代謝学