研究成果の概要 |
口腔扁平上皮癌(OSCC)の癌幹細胞を分離・同定し、そのニッチ機構を明らかにし、癌化の解明とともに癌幹細胞を標的とした新しい癌の診断・治療法の確立を目指した。無血清培養系でOSCC株よりCD133(+)、Sp、ES/iPSCsに特異的に発現するrBC2LCNの幹細胞マーカーとしての有用性を検討した。CD133(+)、rBC2LCN(+)、Spは0.5%、2%,1%の陽性率で、高いsphere形成能を有していた。EGF, sonic hedgehogは sphere形成能を誘導し、Spは抗がん剤耐性及び高い造腫瘍性を示した。 rBC2LCNは新規癌幹細胞マーカーとして有用であると考えられた。
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