研究課題
基盤研究(B)
基礎研究にて,抗がん剤5-FUは活性酸素増生により細胞死を促進し、大黄甘草湯(TJ-84)は5-FUが誘導する細胞死の抑制効果を認めた。臨床研究では,食道がん化学療法患者への専門的口腔ケア介入にて重傷口腔粘膜炎発症を軽減し,TJ-84は薬剤効果により歯周病関連細菌のF. nucleatum 及び C. rectus に作用して有意に細菌数を減少させ、歯肉の炎症を軽減した。本知見は,漢方薬を応用した口腔保健管理によるがん患者への医療支援の有用性を示すものである。
予防歯科学