2015年3月現在、世界の66の国・地域に点字ブロックが設置されていることを確認した。これらの国・地域の不適切に設置されたブロックは、「視覚障害者が危険を感じるブロック」、「視覚障害者が認識できない、あるいはとまどいを感じるブロック」、「車いす使用者などの他の歩行者のバリアになるブロック」に大別された。また、日本国内だけでなく、世界中に多くの独自のブロックや設置のルールがあった。独自のブロックやルールは、視覚障害者がとまどうばかりか、歩行の上で危険性があった。 また、車いす使用者、ベビーカー使用者、高齢者の移動のバリアにならないための、設置方法の検討の必要性が示された。
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