研究課題/領域番号 |
24500647
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
中道 敦子 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (20567341)
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研究分担者 |
松山 美和 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部, 教授 (30253462)
石井 まこと 大分大学, 経済学部, 教授 (60280666)
千綿 かおる 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (60442191)
星野 由美 神奈川歯科大学, 短期大学部, 准教授 (60457314)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 食事介助 / 一口量 / 早食い / 摂食行動 / 生活行動 |
研究実績の概要 |
2015(期間延長最終平成27)年度の、研究成果の発信に関する講演によるものは、職能団体である大分県歯科衛生士会、福岡県歯科衛生士会主催の研修会で、平成28年1月10日「大分県歯科衛生フォーラム」の参加対象は、歯科衛生士、歯科医師、言語聴覚士、管理栄養士、リハビリ専門職、包括支援センター職員などであった。福岡県では平成28年1月30日に開催された歯科技工士会・歯科衛生士会の合同講演会であった。内容は、歯科衛生士としての実証研究に関するもので、老人施設介護職員の“大食い”や“早食い”などの日常生活行動の個人差が食事介助技術影響していたデータを示し、介護施設の関係者を中心に専門職としての食行動への興味を喚起した。論文での発信は、九州歯科学会誌に総説「一口量を考える:歯科保健指導における食行動変容のための視点」として、よく噛んでゆっくり食べることの総合的な実証研究として、本研究成果を中心に関連する研究のトピックを含めて紹介した。当該雑誌の主な読者は九州歯科大学に関係する歯科医師・歯科衛生士で、急性期・回復期ならびに生活期の医療・福祉現場で、歯科専門職から他の専門職者に対する「個人の生活行動に関する健康教育」を「安全な食事介助のための教育」の機会として実践し、本研究の成果を有機的に広める意義を述べた。 最終年度の分析結果として、食事介助における不安と、介助者の食行動や職種・経験年数・研修との関連について統計解析を行った。食事介助時に「一口量」や「食べさせるペース」に不安を感じている者は、自己の摂食行動で「早食い」「大食い」であった。その一方、研修受講の有無との不安項目との関連はなかったことから、安全な食事介助技術のレディネスとして、食事介助者が日常の生活行動を見直し自己の健康行動を身に着ける事が標準的な知識・技術の研修の効果を高める可能性があると考察した。
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