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2014 年度 研究成果報告書

インスリン様成長因子による骨肉腫治療誘導型休眠状態の分子機構解明と克服

研究課題

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研究課題/領域番号 24501320
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腫瘍生物学
研究機関星薬科大学

研究代表者

清水 孝恒  星薬科大学, 薬学部, 准教授 (40407101)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード骨肉腫 / 癌微小環境 / 治療抵抗性
研究成果の概要

骨肉腫は予後不良の骨原発悪性腫瘍であり治療抵抗性の克服が急務である。新規に樹立した骨肉腫マウスモデルに化学療法を行ったところ、腫瘍内でIGF2が有意に増加した。IGF2は血清非存在下で骨肉腫細胞の生存を支持し、ストレスに対して耐性の休眠状態へ導入する効果を示した。一方、休眠状態にある細胞はグルタミン要求性を示し、細胞内ではautophagyが亢進していた。それらの阻害を化学療法に組み合わせたところ、化学療法単独に比較してin vivoで抗腫瘍効果が増強された。ヒト骨肉腫においても治療後にIGFは上昇することが示唆され、IGFシグナルの阻害は骨肉腫の治療感受性を改善する可能性が示唆される。

自由記述の分野

腫瘍生物学

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公開日: 2016-06-03  

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