悪性胸膜中皮腫細胞株と正常中皮細胞株との比較プロテオーム解析の結果、HSP70、GRP78、PDX2、Protein disulfide isomerase A3、annexin A3、14kDa phosphohistidine phosphataseの発現が正常胸膜中皮細胞と比較して増強していることを明らかとなった。また、DDX39の発現も増強していることが明らかとなった。ノックダウンを行い、悪性胸膜中皮腫3株における増殖能、運動能への影響を調べたが、上記のいずれの蛋白質をノックダウンしても、有意差を持っての増殖抑制、運動能抑制を示さなかった。
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