最適化手法およびシミュレーションによる森林計画を、滋賀県多賀町を対象として実施した。最適化手法による森林計画については、整数計画法を用いて、多賀町のスギ林を対象とし、様々な制約適用下における木材生産最大化を目的変数とする森林計画を試行した。結果として、例えば、水源涵養機能と木材生産機能との間のトレードオフ関係について数値的に明らかにした。シミュレーションについては、アメリカで開発され、世界的に利用されているソフトLANDIS-IIを使用し、伐採方針の違いによる森林構成の変化を地理情報として求めた。
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