東日本大震災では大電力喪失が発生した。今後、南海トラフ巨大地震などで大電力喪失が想定されている。東日本大震災では船舶が活躍したが、救援物資輸送などが目的で電力供給を目的とするとさらに有効であると考えた。全内航船の発電容量を試算したが6百万kW、清水港係留船において貨物船から13万kW、旅客船から33.6万kWとなり後者から静岡市清水区に十分供給できる。本システムを全国の港に適用すると内航船から約6百万kWを得、電源の信頼性向上となる。内航船より大容量発電機を搭載する外航船も利用すると更に大電力の供給が可能。船舶による電力供給は新たなインフラとなる。
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