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2014 年度 研究成果報告書

生命倫理学におけるモンスター概念の変遷とその役割―メタファーとしての奇形―

研究課題

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研究課題/領域番号 24520009
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 哲学・倫理学
研究機関山梨大学

研究代表者

香川 知晶  山梨大学, 総合研究部, 教授 (70224342)

研究分担者 大谷 いづみ  立命館大学, 産業社会学部, 教授 (30454507)
竹田 扇  山梨大学, 総合研究部, 教授 (20272429)
川端 美季  茨城大学, 教育学部, 研究員 (00624868)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワードモンスター概念 / 生命倫理学 / 哲学史
研究成果の概要

生命倫理学では「モンスター」という語が、医学的な「奇形」という意味を離れて、新たな医療技術のもたらす「怪物」といった意味に拡張されて使用されている。ここでは、この疾病概念のメタファー使用の典型例について、その歴史的起源を検討した。その結果、「モンスター」概念は、16世紀以来、何よりも神の意図を蔵している「驚異」の典型として論じられており、医学的な「奇形」概念と比べれば、もともとメタファーとして理解されていたことが明らかとなった。生命倫理学におけるメタファーとしての用法は「驚異」概念の現代における復活として解釈されるのである。

自由記述の分野

哲学

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公開日: 2016-06-03  

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