研究課題/領域番号 |
24520078
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研究機関 | 金城学院大学 |
研究代表者 |
桐原 健真 金城学院大学, 文学部, 准教授 (70396414)
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研究分担者 |
小川原 正道 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (40352637) [辞退]
松金 直美 同朋大学, 文学部, その他 (10549554)
岩田 真美 龍谷大学, 文学部, 講師 (90610642)
上野 大輔 慶應義塾大学, 文学部, 助教 (90632117)
KLAUTAU Orion 龍谷大学, その他部局等, 研究員 (10634967) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 護法護国 / 排耶論 / 国学 / 近世仏教 / 近代仏教 / 尊王攘夷 / 護法論 / 仏教堕落論 |
研究実績の概要 |
本研究組織は、2014年度を、研究計画全体の総決算の年と位置づけ、前年度までの個別な研究発表や論文発表に加えて、以下のような活動を計画・実施した。 そのもっとも大きな成果発表が、2014年10月26~27日に、愛知学院大学を会場として開催された日本思想史学会2014年度大会でのパネルセッションである。ここでは、「近代日本仏教の「前夜」――幕末維新期における護法論の射程」というタイトルをもって、本研究組織のスタート・アップ時におけるメンバーであった、オリオン・クラウタウ(ハイデルベルク大学)を代表に、西村玲(中村元東方研究所)による「近世排耶論の思想史的展開」、松金直美(真宗大谷派教学研究所)による「真宗僧侶にみる自省自戒意識――近世後期における護法思想として」、上野大輔(慶應義塾大学)による「戦時下における真宗護法論の様相」および岩田真美(龍谷大学)による「明治期の妙好人伝にみる護法思想」を発表した。このパネルセッションを通して、幕末維新期という時代の架橋期における仏教を中心とした宗教世界についての全体像を提示することができたと考えるものである。 さらに、2015年3月には、本研究組織におけるこれまでの歩みを回顧し、今後の展望を図るべく、これまでに発表した論文をはじめとする研究成果を編集・再録した『幕末護法論とその周辺』を上梓し、幕末護法論とその周辺における思想空間に関心のある研究者等に頒布した。
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