本年度は平成26年度中に出版できなかった単著の発行が中心的な活動だった。著書は『ドイツ映画零年』と題し共和国より出版準備を進めていたが、原稿の最終調整と印刷が平成27年度に持ち越しとなり、最終的に同年8月に発行されることとなった。 また次年度の科研費応募のために本研究テーマだったドイツのニューシネマの考察も継続して行った。それにかかわる資料収集のために本研究費の残金を充てた。 他の執筆活動としては共編著書として『国境を越える現代ヨーロッパ映画250』のドイツ映画のパートを執筆した。とりわけストローブ=ユイレや現代の作家映画など本研究対象となった事項の執筆が多い。 また前年度まで継続的に行ってきたストローブ=ユイレの映画上映と講演も継続した。開催費用は東京国際大学の特別研究助成より捻出している。
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