研究課題/領域番号 |
24520648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
宮原 万寿子 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (00453556)
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研究分担者 |
深尾 暁子 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (30286679)
渡邊 泉(金泉) 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (40365523)
渡辺 敦子 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (70296797)
津田 敦子 国際基督教大学, 教養学部, 講師 (70308039)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | オートノミー / 自律学習者 / 教材開発 / カリキュラム / 協同学習 / ポートフォリオ / 質的研究 / ナラティブ |
研究概要 |
(A)始動開始年である2012年度の大きな課題はデータ収集であった。これは膨大でこの研究のかなめでもあるので、代表者、分担者ともに行った。4月中頃、新一年生に本研究の意図と意義を書面に明記し、参加者を募った。予想に反し、多くの学生が関心をもち、28人の学生が研究に参加する運びとなった。色々な理由で途中脱退もあると予想していたので、28人という人数はすこし多いが5人の研究者で手分けし、面談する運びとなった。面談のスケジュールと内容を研究課題に照らし合わせ決定した。2012年度は当初の案通りに年間4回の面談と2回のフォーカスグループを実施した。5人の研究者、及び、28人の参加者とのデータ整理、保管をするため、研究代表者は本研究に関するウエブを立ち上げ、研究環境を整えた。又、面談の文字起こしのため、当大学の院生を雇い、面談の文字起こしを手伝ってもらうことにした。院生とやりとりする音声ファイルや文字ファイルのためには別ウエブを作成し、データの保管と管理を計った。 (B)データ収集の他、次の学会で代表者が次の学会において報告を行った。1.JACET東北支部大会「大学英語授業における自律学習の促進」シンポジウムにて本研究の経過報告。「学習者オートノミーを育成する英語教育プログラムの研究と実践」と題して7月2012年、仙台於。(宮原) 2.JACET第51回国際大会「学習者オートノミーを育む大学英語授業の実践と省察」シンポジウムにて中間報告。8月2012年、愛知県立大学於。(宮原) (C)本研究課題と関連のある施設見学として、神田外国語大学のセルフアクセルセンターを見学し、実際にオートノミーを基盤としている大学施設で先生、生徒、教材のかかわり方を見学。(渡辺泉、宮原) (D)本研究課題と関連のある国際学会、ILAに参加。[深尾] (E)質的研究に関する勉強会を数回学内で行った。(代表者、分担者)
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
交付申請書に記載した研究計画通りに研究を進めることができた。データ収集がおもな目的であったが、これは計画通りに進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
2013年度は研究の2年次に入るにあたり、昨年の参加者の2年目の面談に入るとともに、新たに一年生に呼びかけをし、参加者をつのり、昨年と同様に研究データを収集する。
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次年度の研究費の使用計画 |
文字起こしのため、院生に支払われる費用と経過報告のための発表に使用する旅費等がおもな研究費のつかいみちとなる。又、昨年、購入予定だった機材を2013年に割り当てた。当初購入予定だった機種の在庫不足のため昨年はデータ分析を手持ちのPCでまかなっていたが、データが膨大になりつつあるため、やはりこの研究専用の機材が必要となることがわかったので、次年度に購入することとしたものである。
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