研究課題/領域番号 |
24520697
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
板垣 信哉 宮城教育大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80193407)
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研究分担者 |
鈴木 渉 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60549640)
宮曽根 美香 東北工業大学, 公私立大学の部局等, 教授 (90254812)
リース エイドリアン 宮城教育大学, 教育学部, 講師 (90590068)
根本 アリソン 宮城教育大学, 教育学部, その他 (40634366)
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キーワード | 外国語活動 / コミュニケーション能力 / 第二言語習得論 |
研究概要 |
本研究の目的は、日本の公立小学校における高学年の初級児童を対象とし、どのような活動がコミュニケーション能力の素地を伸長させるのかを検証することである。平成25年度は、外国語活動や第二言語習得に関する文献の輪読会、外国語活動の授業観察、海外協力者招聘、学会発表、及び、公立小学校の授業におけるデータを収集した。具体的には、海外の研究者1名、国内の研究者1名を本学に招聘し、小学生にとって効果的な外国語活動について指導助言いただいた。学会、研究会、ワークショップ等に参加したり、毎月定期的に関連文献の輪読会を継続的に行ったりすることを通して、効果的な外国語活動についての情報整理することができた。今年度の研究の成果の一部は、沖縄で開かれた第13回小学校英語教育学会では、外国語活動をコミュニケーション能力の素地の育成の観点から、口頭発表を行った。これらの内容を基に、宮城県内の協力校において外国語活動を実践した。録画した教師と児童のやり取りを書き起こし、授業の最後に行われた児童の振り返りをデータ化するまで進めることができた。さらに、本研究を通して得られた成果やネットワークを生かし、月刊誌『英語教育』(大修館書店)にて、「Hi, friends!を活用した小学校外国語活動」という特集を1年間継続して連載することができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
第二言語習得研究の成果に基づいた授業実践を行い、教師と児童のやり取りや児童の振り返りに関するデータを収集・整理することができたため。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度同様に、協力校において授業実践を行ってもらい、教師と児童のやり取りや児童の振り返りのデータを長期的に収集する。それらのデータを分析し、学会発表を行ったり、論文化を行ったりするする予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
物品が予定より安価に購入できたため。 書籍等に充てる。
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