• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 研究成果報告書

複数の時間遅延および最適性を考慮した非線形経済動学モデルの分析

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24530202
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 理論経済学
研究機関中央大学

研究代表者

松本 昭夫  中央大学, 経済学部, 教授 (50149473)

研究協力者 Ferenc Szidarovszky  
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード固定時間遅延 / 非線形性 / 不安定性 / 経済動学 / Hopf分岐 / 限定合理性 / 連続分布時間遅延 / 適応的学習過程
研究成果の概要

経済には様々な遅延が存在するが、その数理的な処理の難しさから経済分析に明示的に時間遅延が現れることはあまりなかった。本研究は三つの基本的な経済モデル(不完全競争モデル, 新古典派経済成長モデル、IS-LMモデル)を取り上げ、時間遅延が動学に及ぼず影響を解析的および数値的に考察した。(1) 教科書的な簡単な枠組みであっても時間遅延は不安定効果を持ち、循環的変動を生み出す。(2)複数の時間遅延が共存する場合にはその相対的に大きさに応じて不安定化させたり安定化させたりする効果が出てくる。(3)複数の遅延をもつ経済モデルではHopf分岐により不安定した解は周期からカオスを含む複雑な変動へと変化する。

自由記述の分野

経済動学

URL: 

公開日: 2017-05-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi