本研究は日韓自動車部品企業の海外展開に焦点を当て、自動車産業の基底を支えるTier1、Tier2企業の中国展開の比較研究を通じてその特徴と問題点を検討することにあった。主に両国企業が集中する中国の北京・天津、広州、上海、塩城地域を重点に、調査途中の2013年以降円高から円安に大きく振れた条件変化を加味して、日韓開発体制の比較-現代南陽技術研究所と煙台技術センター、トヨタ本社及びトヨタ常熟開発センター、韓国昌原工業団地部品企業、北九州、東北地区の部品企業を見直す作業、アセアン部品企業、大連東風日産を加えて日韓でのTier1,Tier2企業の機能の相違を分析した。
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