研究課題
基盤研究(C)
低学年期の合科・総合的な学習の国際比較として、中・豪・露・米・日の特定地域における教育機関への聞き取り調査により、実態を明らかにすることを目的とした。具体的には①小学校低学年期に特有な学習領域が教育課程構築にもたらす影響、②就学前、幼児教育との接続の実態と、学校・教師の意識、③中学年以降への接続の実態である。いずれも実際の授業は教師主導で、子どもの主体性は活動主義に限定される課題があった。発達特性を生かしたり、カリキュラム構築に子どもを参画させたりする意識は乏しい。また国家・郷土のアイデンテティーヘの方向付け、リテラシーの獲得、間接教材による活動主義、ICT活用は共通して重点化されていた。
教育方法学