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2013 年度 実施状況報告書

聴覚障害者を対象とした手続き的知識獲得のための電子教材の認知モデルに基づく開発

研究課題

研究課題/領域番号 24531274
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

北島 宗雄  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (00344440)

研究分担者 中平 勝子  長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (80339621)
キーワード電子教材
研究概要

今年度は、昨年度に仕様を策定したe-Learning教材の提示・評価環境を、iPad 2台を利用したシステムとして実装した。1台目のiPadにはアノテーションのついた譜面を呈示する。また、2台目のiPadにはアノテーションのついていない譜面を呈示する。それぞれのuPadのカメラを利用して、学修者が練習している様子を記録する。いずれのiPadを学修者が見ているのかを記録することができる。また、楽譜を読みながら演奏を行うときの視行動に関する知見を得るためにアイトラッカーを利用して、読譜時の視行動を計測した。そして、学修者が譜面をどのように読んで学習を進めるのかということに関する知見を得た。その結果は、情報処理学会等で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度は、教材提示環境の実装を行った。具体的には、2台のiPadを使用し、1台目には注釈付き譜面を、2台目には注釈なし譜面を提示する。生徒は、注釈付き譜面を見て、演奏方法を記銘し、注釈なし譜面を見て、記銘した注釈を想起しながら演奏を行い、注釈と演奏の連合を作ることが可能になる。また、iPadのカメラを利用して、これらの提示情報利用する過程を記録することができるような仕様を満たすシステムを実装した。以上により、おおむね順調に進展していると言える。

今後の研究の推進方策

前年度に実施したe-Learning試験版を利用して、当該授業で実施されている項目をカバーするe-Learning教材を作成する。このe-Learning教材を授業の現場に配備し、学期にわたり複数の学生の教育を、本e-Learning教材を用いて行う。教材を利用しない統制群の学習成績と比較し、開発したe-Learning教材の評価を行う。さらに、得られた結果を取りまとめ、成果の発表を行う。

次年度の研究費の使用計画

物品費で購入予定の品目の一部機能(通信機能)を次年度に購入するため。
前年度に物品費で購入予定の品目の一部機能(通信機能)で、今年度購入としたものを、調達するため。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014 2013

すべて 学会発表 (4件)

  • [学会発表] 習熟度別学習支援のための聴覚情報を併用した読譜時の注視点分析2014

    • 著者名/発表者名
      藤間 渉・中平勝子
    • 学会等名
      第76回情報処理学会全国大会
    • 発表場所
      東京電機大学
    • 年月日
      20140311-20140313
  • [学会発表] 経験が視聴覚入力情報処理・ピアノ演奏に及ぼす影響2013

    • 著者名/発表者名
      中平勝子・藤間渉・北島宗雄
    • 学会等名
      第29回教育工学会全国大会
    • 発表場所
      秋田大学
    • 年月日
      20130920-20130923
  • [学会発表] 聴覚情報を併用した読譜視線分析によるピアノ演奏技能獲得過程2013

    • 著者名/発表者名
      藤間 渉・中平勝子
    • 学会等名
      第12回情報科学技術フォーラム
    • 発表場所
      鳥取大学
    • 年月日
      20130904-20130906
  • [学会発表] Development of a Student Centered Educational Design for Piano Playing and Singing Skills2013

    • 著者名/発表者名
      中平勝子・北島宗雄
    • 学会等名
      IDEE 2013 : Interaction Design in Educational Environments (IDEE) 2013
    • 発表場所
      Angers Loire Valley, France
    • 年月日
      20130705-20130705

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公開日: 2015-05-28  

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