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2015 年度 研究成果報告書

力学系の大偏差原理とマルチフラクタル解析

研究課題

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研究課題/領域番号 24540212
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 大域解析学
研究機関広島大学

研究代表者

鄭 容武  広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20314734)

連携研究者 高橋 博樹  慶應義塾大学, 理工学部, 准教授 (00467440)
鷲見 直哉  熊本大学, 自然科学研究科, 教授 (50301411)
三上 敏夫  津田塾大学, 学芸学部, 教授 (70229657)
研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワード力学系 / 大偏差原理 / マルチフラクタル
研究成果の概要

多項式写像に代表される有界閉区間上の可微分力学系に対して、大偏差原理が成り立つための判定条件を得た。すなわち、平坦でない多峰写像力学系が、3つの性質:(1)特異値における微係数の時間発展に関する指数的増大性;(2)特異軌道の劣指数的回帰性;(3)位相完全性を持てば、レベル2の大偏差原理が成り立つことが示された。このことから、例えば、ほとんどすべての絶対連続不変確率測度を持つ2次写像力学系に対して、大偏差原理が成り立つことがわかる。また、この2次写像力学系に対して、Birkoff平均に関するマルチフラクタル・スペクトルの熱力学形式論を用いた具体的表示を与え、その連続性を示すことができた。

自由記述の分野

力学系理論

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公開日: 2017-05-10  

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