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2012 年度 実施状況報告書

温室効果ガスの増加による成層圏の寒冷化に関する理論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 24540471
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

神沢 博  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (20150047)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード温室効果ガス / 地球放射 / 透過率 / 成層圏の冷却
研究概要

温室効果ガスの増加などによる大気の地球放射に対する透過率の減少が、大気層に加熱効果をもたらすか冷却効果をもたらすかを決める透過率の閾値が存在することを、放射平衡・灰色大気を仮定した簡単な二層大気モデルを用いて示し、特に、成層圏の冷却に焦点を当てた議論を行った。この研究結果を整理した上で、透過率の閾値をもたらす二酸化炭素の濃度の検討結果を加え、査読付き学会誌への投稿論文としてまとめているところである。さらに、成層圏のような鉛直温度構造を形成するための大気の不透明度の鉛直構造の条件を整理し、「大気の不透明度の増加による温暖化と寒冷化の境界が、どの高度にあり、それを決める不透明度の条件は何か」という問題に取り組んでいる。
研究成果を、日本気象学会 2012年度春季大会、American Geophysical Union Fall Meeting 2012で、ポスター発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

・査読付き学会誌への投稿論文としてまとめていところである。
・日本気象学会 2012年度春季大会、American Geophysical Union Fall Meeting 2012で、ポスター発表した。

今後の研究の推進方策

・査読付き学会誌へ論文を投稿し、印刷までもってゆく。
・適当な国際・国内学会で発表する。

次年度の研究費の使用計画

物品費 12万
旅費  43万
謝金  40万
その他 5万
計   100万

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] Radiative equilibrium temperature profiles in the middle atmosphere at high CO2 concentrations2012

    • 著者名/発表者名
      Goto, S. and H. Kanzawa
    • 学会等名
      AGU Fall Meeting, American Geophysical Union
    • 発表場所
      San Francisco, U.S.A.
    • 年月日
      20121203-20121207
  • [学会発表] 温室効果ガスの増加によって成層圏が温暖化する放射平衡解の領域の存在とその実現性2012

    • 著者名/発表者名
      後藤慎司・神沢博
    • 学会等名
      日本気象学会 2012年度春季大会,
    • 発表場所
      つくば
    • 年月日
      20120526-20120529

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公開日: 2014-07-24  

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