研究成果の概要 |
アリーレンエチニレン骨格の側鎖にホウ素、ケイ素およびリンのうち、異なる2種類を導入した交差共役系の合成と光物性について検討した。 1,4-(ビスフェニルあるいはトリメチルエチニル)-2,5-ジブロモ-ベンゼンを出発原料として、ジメチルフェニルシリル基、ジメシチルボリル基あるいはジフェニルホスホリル基を導入した。また酸化反応によりリンの酸化も行った。これら化合物の吸収および蛍光スペクトルを測定し、光物性について検討したところ、ホウ素のpPi-Pi*共役、またケイ素のsigma*-Pi*共役LUMOが大きく低下し、吸収および蛍光は電荷移動性の強いものであることが示唆された。
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