二戸しらすの中密な飽和および飽和度83~88%の不飽和土, 5%セメント固化土,Dr90%に突固めた土についての飽和液状化強度試験,変形特性試験,振動台実験を行った.改良土は剛性の増大と正のダイレタンシー効果により,液状化に対する抵抗性,粘り強さが増加した.Dr:65%の液状化強度に対して,Dr:90%で3.3倍,Dr:65%セメント固化で2.5倍強度が増加した.特に突き固めの効果が大きいことが分かった.加振時の水分特性曲線の変化から,間隙構造の変化を推察した. 試験結果から得られたパラメータセットをもとに,土水連成解析による東北地方太平洋沖地震の挙動再現を行ったところ,良好な結果が得られた.
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