研究課題/領域番号 |
24560764
|
研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
村上 心 椙山女学園大学, 生活科学部, 教授 (10247603)
|
研究分担者 |
川野 紀江 椙山女学園大学, 生活科学部, 助教 (30247605)
恒川 和久 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50283396)
松岡 利昌 名古屋大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (50456711)
納村 信之 名古屋商科大学, 経営学部, 教授 (90553131)
太幡 英亮 名古屋大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (00453366)
|
研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
キーワード | ファシリティマネジメント / 公共施設 / ストック |
研究実績の概要 |
★が最終年度実施分 目的(1)成果:日本における取り組みの収集・評価手法の抽出:政令指定都市、及び、FM先進都市より10都市を選定し、施設白書で扱われる記載項目の比較を行い、施設白書の基本的な構成方法と自治体ごとの記載項目の特徴を把握した。また、各自治体の保有施設の分類方法を示す施設種別の構成と、同一の機能を持つ施設の分類方法の違いについて比較を行った。また、施設評価を行うために用いられる項目に着目し、施設の評価がどのような項目を用いて行われ、自治体間で評価項目にどのような違いが見られるのかを明らかにした。 目的(2) 成果:急激な人口減少を経験した海外都市の取組みの収集:海外において急激な人口減少を経験した自治体が、人口減少時に行ったマネジメントの取組みについてヒアリング調査および事例視察を行った。人口の急激な減少と財政状況の悪化を経験した各国の中から小規模都市を選定した*。ヒアリングは公共施設の見直しに際し、意思決定のプロセスに関与する役職者を対象に行った。 *ニュージーランドは、公共の役割/施設政策に関するインタビューを主として実施した。 ★【調査実施都市】〈イギリス:リバプール、マンチェスター〉〈アメリカ:ピッツバーグ、ヤングスタウン、クリーブランド〉〈ドイツ:ベルリン、ミュンヘン、ニュルンベルグ〉 目的(3) 成果:★公共施設ストックのFM手法の提示:公共施設でのアクティビティと潜在的なニーズを把握するため、愛知県西尾市、名古屋市、知立市を対象に無作為住民アンケートを実施し、クラスター分析を用いてアクティビティを類型した。さらに、西尾市が保有する市民に開放された室を持つ71の公共施設305室の施設データを収集し、ストックのキャパシティに関する分析を行った。最後に、アクティビティ、キャパシティの月当たり総量の算出結果を用いて、公共施設マネジメントの方法論を提案した。
|