研究課題
基盤研究(C)
製膜時に界面活性剤を利用して生分解性プラスチック製多孔質膜の内部・表面構造を制御することにより,生分解性の分離膜と細胞の足場材料の開発を行った。ポリ乳酸の1,4-ジオキサン溶液にTween 80などの親水性親油性バランス(HLB)値が15.3-16.7の界面活性剤を添加すると0.1 μmオーダーの孔を有する非対称性多孔質分離膜を作製できた。粗い面を利用して骨芽細胞様細胞を培養することによって,500 μmの厚みの生分解性多孔質膜の内部にまで細胞を培養できることを示した。
生物化学工学