豚、鶏の回腸末端に付着している細菌を単離し、乳酸生成菌468株のライブラリーを作成した。これとは別に、16S rRNA遺伝子のRT-PCRクローンライブラリー法による回腸粘膜付着菌叢解析を行ったところ、7週齢の子豚、14日齢以降の幼雛でCandidatus Arthromitusが検出され、成長に伴って消失することが示された。IL-1βの産生刺激を指標に上記ライブラリーから2菌株を選び、子豚への投与実験を実施したが、飼養成績に有意差はみられず、血液中のIL-1β濃度も試験区間で差がなかったことから、投与菌株の効果は明確には示されなかった。
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