犬リンパ腫細胞株を用いたHAT活性およびHDAC活性の解析,WBによるアセチル化ヒストンならびにCREBBP/EP300の解析,CREBBP/EP300のmRNA発現解析の結果から,犬リンパ腫ではH3K18Ac/27Acのアセチル化をWestern Blot法を用いて解析し,アセチル化の低下が確認された場合にCREBBP/EP300の遺伝子ならびに蛋白解析を行うことが有用である可能性が示唆された。また,犬リンパ腫においても,MGMTがニトロソウレア系抗癌剤lomustineの耐性に関与している可能性が強く示唆されたが,本研究ではその発現を調節するメチル化領域を明らかにすることは出来なかった。
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