研究課題/領域番号 |
24590371
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 (2016) 東北大学 (2012-2015) |
研究代表者 |
森口 尚 東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (10447253)
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連携研究者 |
森戸 直記 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70463825)
阿部 倫明 東北大学, 大学病院, 講師 (40400246)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | メサンギウム細胞 / 腎臓病 / 虚血再還流障害 / GATA因子 / 尿細管 |
研究成果の概要 |
腎糸球体メサンギウム細胞と腎尿細管細胞は、腎機能維持の根幹を担う細胞群である。我々は、GATA転写因子群のGATA2およびGATA3が、尿細管細胞とメサンギウム細胞に特異的に発現することを発見した。GATA3はメサンギウム細胞の維持に必須であり、GATA3を欠損すると糸球体腎炎を自然発症した。GATA2は腎集合管細胞において、水再吸収関連遺伝子群と炎症関連遺伝子群を制御することが解った。急性腎臓病誘導時には、GATA2は炎症関連遺伝子群の発現活性化に関わるため、GATA2欠損マウスでは腎臓病誘導への耐性が観られた。GATA因子阻害剤の投与は、急性腎臓病誘導時の炎症症状を抑制し腎障害を軽減した。
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自由記述の分野 |
分子遺伝学
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