研究課題
基盤研究(C)
動脈硬化病変で酸化LDLを起源として合成されるリゾフォスファチジン酸LPAは血管平滑筋細胞の多彩な形質転換を誘導する因子として病変形成に関与する。本研究では培養平滑筋細胞で従来知られていたEDG型レセプターアイソフォーム(LPA1-3)よりも非EDG型のレセプター(LPA4-6)の発現レベルが相対的に高く、非EDG型のレセプター下流ではEDG型レセプター下流とは異なる様式の転写因子活性の調整を介して細胞機能の調整に重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
病理学