研究課題
大阪大学大学院医学系研究科附属ツインリサーチセンターのサンプリングプロジェクトとの共同で、平成25年度末現在、297組594名の双生児のゲノムおよび血清等のサンプリングを完了した。またこれらについて、代表的な臨床検査項目の測定が完了しており、解析対象データは順調に蓄積されている。被験者の病歴・治療歴・食事栄養調査などの疫学的データも順調に蓄積されている。現在、これらのデータを用いて遺伝因子寄与率と環境因子寄与率を解析試行しているが、ACE解析に必須の二卵性双生児の比率が引き続き増加せず、信頼のおけるACE解析結果を発表できるに至っていない。陽性率が一般的に比較的高い甲状腺自己抗体については、陽性陰性の不一致一卵性ペアが30組程度見出されており、これらのペアのメチル化データについて大規模解析を開始した。現在、大阪大学大学院情報科学研究科と共同で、統計学的解析を行っているところであり、平成26年度には成果発表が可能と考えられる。また基本的な観測として、男性ペアの双生児間でのメチル化頻度の差異が女性ペアよりも大きい可能性が偶然見いだされ、現在論文執筆中である。
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