マウスを用い、40%食餌制限であれば死亡率は低く、十分な体重減少が得られた。通常慢性ストレスを10日間施行したマウスも作成した。マイクロアレイ法を用い、長期飢餓ストレスにより海馬において複数のmiRNAの発現が変化する事を見いだした。リアルタイムPCR法においては通常ストレス群と比較し、飢餓ストレス特異的miRNAが同定された。特定のmiRNAの標的は脳神経の発育に重要な蛋白である可能性が示唆された。 飢餓ストレスで発現変化するmiRNAの機能が推定され、神経性食欲不振症等の飢餓ストレス状態におけるエピジェネティックメカニズムの解明やバイオマーカーの開発という観点からも重要な知見が得られた。
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