研究課題
基盤研究(C)
臨床検体保存システムから得たヒト重症不全心筋細胞の細胞核ヘテロクロマチンの超微細構造解析を行った。画像解析と心不全可逆性マーカーの病理指標開発のため、クロマチン超微細構造の画像解析法を確立した。電子顕微鏡によりクロマチン構造を計測する本方法は、極めて高い感度特異度を示すこと、心エコー計測値、心臓線維化等の従来指標とは相関を示さない新しい計測値であることがわかった。また、心不全病態遺伝子発現解析のみならず、蛋白分離精製技術を用い生化学的機序の解明と心臓生体試料のクロマチン免疫沈降法を開発し、心不全特異的エンハンサー領域を新規同定するとともに生体イメージング可能な心不全モデルマウスを作成した。
分子循環器病学