アレキサンダー病は、アストロサイト特異的に発現するGFAPをコードする遺伝子の変異を認める神経変性疾患である。本研究では、①安定発現系細胞モデルを作成して薬物投与実験を行い、RNAseq法によるトランスクリプトーム解析を試みた。②変異GFAPショウジョウバエモデルに対して、薬物スクリーニングおよびclimbing assayを行った。③変異GFAP遺伝子導入モデルマウスの海馬より分離したアストロサイトを用いて、マイクロアレイ解析を試みた。①③は現在解析中である。②は、4種類の薬剤を用いて薬物スクリーニングとclimbing assayを試みたが明らかな変化は認めなかった。
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