研究課題
基盤研究(C)
1980年以後に当科に入院した結核性髄膜炎患者28名のうち、NAT2遺伝子多型解析について同意を得ることができたのは6名(平均33.5±12.3歳)であった。NAT2 5B・6A・7Bを対象としたNAT2遺伝子多型解析では複合ヘテロを有する患者はなく1/6患者がslow acetylatorであった。INHの髄腔内投与(髄注)を要した1名の患者はfast acetylatorであった。本検討からfast acetylatorにおいてINHの髄腔内投与を要する場合があることが示唆された。
臨床神経学、中枢神経系感染症