研究概要 |
肥大化し、インスリン抵抗性を示す3T3-L1脂肪細胞において、LAMP1/2, Atg5などのオーファジー関連遺伝子の発現が低下していることを見出した。 オートファジーの活性低下は、インスリン抵抗性状態で報告されている酸化ストレス、ERストレス、低酸素ストレスのうちERストレスを惹起しインスリン抵抗性に関与していることを酸化ストレス、ERストレス、低酸素ストレスの各種抑制薬を用いた検討より見出した。また、3-MAやBafiromycin、siRNAを用いたオートファジー関連遺伝子の発現抑制にて、オートファジーを抑制すると炎症を惹起させるだけではなく、予想通りインスリン抵抗性を惹起させた。 以上の内容をBiochem Biophys. Res Commun.に投稿し掲載された。Yoshizaki T., Kusunoki C., Kondo M., Yasuda M., Kume S., Morino K., Sekine O., Ugi S., Uzu T., Nishio Y., Kashiwagi A., and Maegawa H. 2012 Autophagy regulates inflammation in adipocytes. Biochem Biophys. Res Commun. 417 352-357
|