• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2013 年度 実施状況報告書

脂肪組織でのオートファジーの役割

研究課題

研究課題/領域番号 24591322
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

吉崎 健  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (20510324)

キーワードオートファジー
研究概要

肥大化したインスリン抵抗性を示す3T3-L1脂肪細胞において、LAMP1/2、Atg5などのオートファジー関連遺伝子の発現低下およびオートファジーの活性低下を見出した。
更に、3T3-L1脂肪細胞においてオートファジーの活性を低下させると、ERストレスを介して炎症反応が惹起され脂肪細胞におけるインスリン抵抗性に関与していることを見出した。
動物モデルを検討したところ、LAMP2ノックアウトマウスで、オートファジーを抑制すると、予想に反して、脂肪細胞の肥大化は見られなかった。しかしながら、LAMP2ノックアウトマウスの脂肪組織では、炎症反応が亢進していた。オートファジーは脂肪細胞の分化に必要なことと、分化後は炎症反応を介したインスリン抵抗性に関与していることがわかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

平成25年度の研究実施計画に記述した内容をほぼ完結している。

今後の研究の推進方策

更なる動物モデル(組織および時間依存的ノックアウトマウス)での確認。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] オートファジー障害による細胞内ストレスとインスリン抵抗性2013

    • 著者名/発表者名
      吉﨑 健、前川 聡
    • 学会等名
      第56回日本糖尿病学会総会
    • 発表場所
      熊本
    • 年月日
      20130515-20130519
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2015-05-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi