研究課題
基盤研究(C)
1才半以降に発症する神経芽腫の予後は不良であり、新しい治療法の開発が望まれている。これまで我々は、in vitroとin vivoの実験により、ポリオウイルス(PV)は神経芽腫に対し強い抗腫瘍効果をもち、さらにPVにより神経芽腫が治癒したマウスには、神経芽腫に対する抗腫瘍免疫が誘導されることを証明してきた。これらの基礎実験を踏まえ、三重大学病院では再発・難治性神経芽腫の患者さんを対象に、PVによる神経芽腫の第1相臨床試験を開始し、現在まで2名の患者さんの治療を行った。
小児血液腫瘍