末梢肺野病変に対する新たなレーザー装置として、複合型光ファイバーを使用し、PDTの安全性、効果について検討した。複合型光ファイバーは、直径1mmのため末梢肺野へ挿入することが可能で、画像伝送とレーザー照射の2つの機能を兼ね備え、末梢気管支像の観察も可能であった。ブタ末梢肺野に対するレザフィリンによるPDTを施行し、安全に施行可能で、肺末梢に10~20mmの壊死組織を形成することができた。今後、小型末梢小型肺癌に対する新たなインターベンション治療として、複合型光ファイバーによるPDTは、期待できる治療法ではないかと考えられた。
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