ラット坐骨神経結紮 (CCI) モデルとコントロールを競合的にマイクロアレイにハイブリダイズして遺伝子発現の違いを調べた。発現低下遺伝子Nogginについて、CCI後2週経過時点でくも膜下腔にNogginタンパクをAlzet pumpを用いて持続注入しアロジニアの改善がみられるか検討した。Noggin をCCI後2週でくも膜下腔持続投与したところ、投与後1週後でアロジニアの改善がみられた。そこでNoggin投与、BMP4投与、BMP4+Noggin投与3群に分けてCCI後2週時点でくも膜下腔投与を行ったところ、Noggin投与においてのみ投与後1週間でアロジニアの改善が得られた。
|