研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は生体においてがん病巣に動員される「正常の間葉系幹細胞の振る舞い」をキーとして、骨微小環境の動態ががんの病態・病勢に与えるはたらきを明らかにし、新たな診断並びに治療法の確立を目指すものである。間葉系幹細胞は正常骨髄からがん病巣に動員され、がん病巣の伸展に有益な環境を構築する。われわれは培養細胞、動物モデルおよびヒト臨床研究を通じて1)末梢血液からの間葉系幹細胞の分離 2)骨微小環境・がん微小環境の分子生物学的検索および生体蛍光観察による病勢評価 3)共培養系によるPCRアレイ・スクリーニングを行った。
骨軟部腫瘍