インプラントトップの三次元的位置情報を三ヶ所のノッチによりコード化したエンコードヒーリングアバットメント(Biomet 3I,USA)をレーザー光学印象を行うデジタル印象・模型製作システム(ロボキャスト法)の評価を行った.日本においてはデジタル印象の認識度は決して高いとは言えず,今後の臨床応用に関しても懐疑的なアンケート結果が得られた.本システムは従来の印象コーピングを用いた印象・模型作製法と比較して,インプラントアナログの再現精度は総体的に40μm以内であった.その結果から,臨床的には従来の印象用コーピング法およびロボキャスト法でも,十分対応が可能な範囲であると思われる.
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