看護コミュニケーション教育を支援する目的で,仮想病室に患者と看護実習生のアバタを実装した身体的バーチャルコミュニケーションシステムを開発し,開発システムを用いた評価実験を行いシステムの有効性を示した.さらに,アバタの表現性に関する課題に対しシステムの改良を行い,アバタに微笑みと眼球動作モデルを付加した看護コミュニケーション教育支援システムを開発した.開発システムを用いた評価実験を行った結果,微笑みと眼球動作を付加したシステムが最も高く評価され,自由記述においてもコミュニケーション時の表情や視線が与える効果に気づく意見が多くみられ,システムの有効性が示された.
|