看護専修学校の社会人学生の学習支援のあり方を考えるために、学生と教員に学習及び学習支援の認識についてアンケートを行った。 その結果、社会人学生は、一般学生に比べて学習意欲や基本的学力が高いと認識し、私生活では学業を中心に時間調整する必要があることも強く認識していた。講義・実習等の学習支援に対しては、両者に認識の差はあまりなかった。社会人学生と教員の間では、学習及び学習支援の全ての質問項目群で多くの認識の違いがあった。教員は、社会人学生との間に認識の違いが多いことを認め、社会人学生が経験を活用したい等の成人学習者としての特徴をもつことを理解して学習支援を行う必要がある。
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