慢性閉塞性肺疾患患者を対象に、修正版呼吸器感染症状に関するセルフモニタリング促進プログラムを実施し、その効果を検討した。重症患者が多かったこと、急性期病院からかかりつけ医に戻る事例が多く、対象者は4名となった。6カ月間の介入期間において、増悪による再入院はなかった。「呼吸器感染症状の認知に関するチェックリスト」の得点が介入前より高くなり、症状に対する認識が高まったと考えられた。 訪問看護における本プログラムの導入を検討するため、訪問看護師に7名にインタビューを実施した。訪問看護では、体調管理、感染予防行動の指導、服薬管理、栄養管理、環境調整、運動など包括的な増悪予防の支援が実施されていた。
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