研究成果の概要 |
本研究目的は、生活習慣変容過程におけるストレングス測定尺度の開発及び信頼性と妥当性の検証であった。予備調査を経て提案された38項目からなるストレングス測定尺度を用い、無記名自記式質問紙調査を実施した。対象者は、成人1,339人で1,160人を分析対象とした。因子分析の結果、4因子36項目かるなるストレングス測定尺度を作成した。全因子でα係数は.80以上あり、修正版主観的健康管理能力スケール日本語版及び精神的回復力尺度との間に有意な正の相関が認められた。以上の結果より、ストレングス測定尺度の信頼性と妥当性が確認できた。生活習慣病予防のための保健指導に本尺度を使用することの可能性が示唆された。
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