研究課題
基盤研究(C)
不眠高齢者は、良眠群より睡眠時間、入眠潜時が有意に長く中途覚醒や夜間排尿回数が多かった。健康状態や活動能力、精神的健康状態(GDS)も悪い状態であった(p<.001)。3年後の縦断調査によると不眠高齢者は、良眠群に比べ睡眠効率が悪い状態が持続していた。さらにGDS5が有意に高くうつ傾向を認め(p<.01)、将来、認知症の発症リスクにつながる可能性が示唆された.不眠高齢者を対象とした睡眠健康教室は、参加者数が少なく教室前後の入眠潜時に有意差を認めなかったものの、個人別の自己評価からは睡眠健康習慣の改善の兆しが確認された.
高齢者看護学