回復期病棟に入院・転入した高齢者にアセスメントシートを適用し特徴を明らかにした。対象は70歳以上の高齢者でありシートの記入は担当看護師に依頼した。シート44項目の内38項目を適応の状態を示すスケールとし336人のシートを分析した。 その結果,80歳以上の高齢者や,認知症高齢者の得点が低い傾向があった。認知症の有無により差がみられた質問項目は,“リロケーション時よりも病状が悪化している”“看護師や他のスタッフがケアを行う際に困難さを感じている”等であった。 本研究により明らかになった特徴をふまえて援助を実施することにより,回復期病棟における高齢者の適応を促すことができると考える。
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