研究課題/領域番号 |
24611022
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研究機関 | 金沢星稜大学 |
研究代表者 |
佐野 浩祥 金沢星稜大学, 経済学部, 講師 (50449310)
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キーワード | リゾート / 観光政策 / 地域開発 |
研究概要 |
研究2年目にあたる平成25年度は、前年度のリゾート開発に明るい方々へのインタビュー結果を参考に、ストックとしてのリゾート施設活用の先進事例としてフランス南部、ラングドックルシオン沿岸地方観光整備計画によって整備された観光基地の現状と課題に関する現地調査を実施した。1963年にスタートしたフランス・ラングドックルシオン地方における観光開発の現状と課題について調査するため、当該観光開発によって開発された観光基地をすべて視察し、各観光事務所に赴きインタビュー調査を行った。具体的な調査対象地は視察順に、セントシプリアン、ポールバルカレ、ポールルカート、グリュイッサン、カップダグド、グランモットである。開発対象地区を徒歩でまわり、現状を確認することができた。我が国のように朽ち果てたようなリゾート地はいっさい見当たらず、繁忙期であることもあって、いずれのリゾート地も盛況であった。また各観光事務所においても好意的に対応してくれた。インタビューについては、こちらの打診が直前になってしまったこともあり、それほど多くの時間を割いてもらうことはできなかったが、主な客層であるフランス国民はバカンス制度によって夏の期間はある程度安定的に来訪してくれるが、週35時間労働のしばりによってバカンス期間以外の休暇も増えていることから、短時間で忙しく動き回る観光スタイルも根付いてきており、ラングドックルシオンのようなリゾート地ではそういった客層の滞在時間をいかに引き延ばすことができるかが課題(例えば、様々な体験メニューの整備など)とされていた。今後、各観光事務所の担当者と引き続きメールを通じて資料・データ等を提供してもらいながら、調査を継続していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究代表者が平成25年度に所属機関を異動することとなったため、本来研究を進めるべき年度末においてその他の業務に忙殺され、初年度の進捗状況がやや遅れることになったが、平成25年度においてもその影響が残っているため。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度に積み残した研究と平成26年度に予定されている研究を着実に遂行し完了させるため、研究協力者などを確保してより効率的な研究体制を構築する。現地調査の日程を長期とし、一度の出張でより多くの対象地をまわるような工夫をする。
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次年度の研究費の使用計画 |
WEBアンケート調査等、初年度に実施予定であった調査が未実施であること等による。 最終年度である平成26年度において、未実施分の調査を速やかに実施する。
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