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2015 年度 実績報告書

「ストック」としての我が国リゾート施設の評価と活用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 24611022
研究機関金沢星稜大学

研究代表者

佐野 浩祥  金沢星稜大学, 経済学部, 講師 (50449310)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2016-03-31
キーワードリゾート / 社会関係資本
研究実績の概要

最終年度である今年度は、前年度までに実施してきた国内外における調査実績を整理し、ストックを活用した国内リゾートの再生手法を考察、ストック型地域観光政策の提言についてとりまとめた。また、前年度の新潟県南魚沼市を対象としたリゾートマンションをめぐる現状と課題をまとめた論考を、今年度の日本観光研究学会全国大会にて発表した。
研究期間全体を通して、国内外のリゾート地の状況を可能な限り調査したが、観光客数という視点で見た場合、衰退したままのリゾートが多く、再生に向かっていると考えられるものは極めて少ないことがわかった。したがって、リゾート再生に向けた先駆的事例が限定されてしまったことは、本研究を終えての課題である。今後、さらに具体的で実現性の高い提言に高めていくために、リゾート法制定前後に乱立したわが国のリゾート施設の再活用を意図していたものの、地元関係者がリゾート施設の運営に携わることができるような制度づくり、休暇制度の充実化を含めて持続可能なマーケットを育成する方策の検討、リゾート施設に限らない国内外のストック活用型施設再生事例のアーカイブ化など、様々な研究課題が浮かび上がってきた。また、研究を進めていく過程で、持続可能なリゾート施設の運営に向けては、ストックととらえるべきは決してリゾート施設のようなハード面のみならず、リゾート施設と地元とのつながり、リゾート施設運営者と利用者との信頼関係など、ソフト面についても注視しなければならないと考える。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] リゾート施設のストックとしての可能性に関する一考察 : ツインタワー石打を事例に2015

    • 著者名/発表者名
      佐野浩祥
    • 雑誌名

      日本観光研究学会全国大会学術論文集

      巻: 30 ページ: 289-292

    • 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 米国および豪州における「都市計画遺産」選定に関する近年の取り組み2015

    • 著者名/発表者名
      中島 直人 , 津々見 崇 , 佐野 浩祥 , 初田 香成 , 西成 典久 , 中野 茂夫
    • 雑誌名

      日本建築学会技術報告集

      巻: 21(48) ページ: 789-794

    • DOI

      10.3130/aijt.21.789

  • [学会発表] Disaster Tourism Development in the Tsunami-Devastated Area by the Great East Japan Earthquake2015

    • 著者名/発表者名
      Hiroyoshi Sano
    • 学会等名
      21st Asia Pacific Toursim Association Conference
    • 発表場所
      Taylor's University, Subang Jaya, Malaysia
    • 年月日
      2015-05-16 – 2015-05-16
    • 国際学会

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公開日: 2017-01-06  

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